「時給制」業務委託で働いて大失敗した話

1. はじめに
フリーランスとして働く上で、「時給制の業務委託」は安定した収入が得られる魅力的な働き方のように思えます。
私もかつて、時給制でバナー広告を制作する仕事を請け負い、「効率よく働けば稼げる!」と考えていました。
しかし、実際にやってみると、大きな落とし穴が待っていました。

こんなはずじゃなかった…!
この記事では、私が時給制業務委託で経験した「大失敗」を赤裸々にお話しし、今後フリーランスとして仕事を選ぶ際の注意点を共有したいと思います。
2. どうして時給制業務委託を選んだのか?
私がこの働き方を選んだ理由はシンプルでした。
- 安定した収入を確保したかった
→ 修正回数の量が多くても、働いた時間分の報酬が保証される。 - 実績を増やしたかった
→ クライアントとの長期契約が見込めるため、安定した実績づくりができる。 - スキルを活かせる仕事だった
→ 広告デザイン業務は得意で、スムーズにこなせる自信があった。

「好きな仕事をして安定収入が得られるなんて最高じゃん!」と、この時は思っていました。

ポートフォリオも充実するかも!って期待もしてました。
3. 実際にやってみた結果…
働き始めてすぐ、私はある重大な問題に気づきました。
スキルが高いほど収入が減るという矛盾
私はデザイナー歴が長く、スキルには自信がありました。
そして今回の業務委託の案件では、1時間でバナー1本作る想定ということをクライアントから伝えられていました。
また私の変なプライドもあったと思います。
- バナー広告制作の経験年数が長い
- デザインの引き出しが多い
- 制作スピードに自信がある
さらに、1回でクオリティの高いバナーを提出でき、修正回数も少なく済むのが強みでした。

(面談でもアピールしちゃったし)
なので、頑張れば10時間で10本制作できると考えていました。
しかし…
クライアントから「今週10時間で10本作って」と言われたとき、
私は猛スピードで最大限に頑張り、作業を進めました。
その結果、
バナー1本あたりの単価=時給という現実に直面し、
「この報酬は適正なのか?」と疑問に思うようになりました。

気づくの遅っ。。
当たり前のことですが、
時給制なので、 早く終わらせると、その分の報酬が減る という現実が待っていました。
そして、意外と時間のかかるお戻しデザイン修正がほとんどなかったのです。
最初は「仕事が早いのはいいことだ!」と誇りに思っていましたが、
クライアント側からは「単価の安い、コスパのいいデザイナー」と見なされていることに気づきました。。。

バカにするのもいい加減にしろ!
効率化しても報酬が増えない
私はchatGPTやPhotoshopAIを駆使し、作業効率を大幅に向上させていました。
これらの利用料金もすべて自腹で負担しており、
そのおかげで作業のスピードを格段に上げることができました。

AIツールを使いこなすスキルを習得する費用だって、自腹だよね
確認不足とコミュニケーション不足
私はデザイナーとして採用されていましたが、
実際に業務を始めてみると、
- 訴求軸の考案(ディレクター業務)
- コピーライティング(コピーライター業務)
- 素材選び、画像補正
- デザイン考案(レイアウトなど)
- コンセプトまとめ(言語化)
これらのタスクもすべて含めて、私が1本1時間でやる想定ということでした。
これらの業務もスキル的には対応できましたが、
デザイン単体で1時間だと思っていたため、「この業務量、多くない?」と感じるように。
ただ、できないと言ってしまうと無能だと思われるのが嫌で、AIツールを駆使しながら効率化を重ね、何とか対応していました。
ここだけの話
それでも、稼働時間として認められる時間は超えてしまうので、稼働時間外でサービス残業をしていました。夜中や移動時間を使ってリサーチをしたり、画像補正を行ったりして、なんとか業務を回していたのです。

自己犠牲の精神?馬鹿すぎる

クライアントからは「期待してます!」って言われてたからね。
しかし、クライアントの評価は「早く終わるなら、その分報酬は少なくてもいい」というもの。
私はスキルを上げたはずなのに、どんどん低賃金で働くことになっていったのです。
生活とのバランスも取れない
私は子育てをしながらフリーランスとして働いているため、
日中の限られた時間内で最大限の成果を出す必要がありました。
そのため、昼食を食べる時間も惜しんで、トイレもギリギリまで我慢して、ひたすら仕事をしていました。

無理をしすぎ。さすが氷河期世代。
14時くらいには子どもが帰宅するので、それまでに終わらせようと全力で作業。
でも、その結果 早く終わった分の報酬はもらえない。
逆に、普通の人のペースで時間かけたら、もっともらえていたのです。
「私のスキルと経験って、どこに反映されてるの?」
そんな疑問が頭をよぎるようになりました。
時給交渉について
「時給が低すぎるので単価を上げてほしい」と交渉しようにも、
- デザイナーの時給の相場は3,000円くらい
- 時給制のルール上、いくら効率化しても働いた時間分=報酬
と言われてしまい、スキルに見合った報酬を得ることができませんでした。

モヤモヤが止まらない!!
4. なぜこんなことになったのか?
この経験を通じて、私は 「時給制の落とし穴」 を理解しました。
- 時間基準の評価は、スキルの高さを正当に反映できない
- 成果ではなく時間で報酬が決まるため、効率化が損になる
- 時給制は労働時間を増やさないと収入が上がらない
つまり、時給制は「頑張るほど損をする仕組み」だったのです。

やっと気づいたんです。
5. これからどうするか?
この失敗を踏まえ、私は 働き方、稼ぎ方を見直すことを決めました。
- 「成果報酬型」や「単価制」の案件を選ぶ
→ スキルに見合った報酬を得られる
- 「時給制」でも、単価が適正なものを選ぶ
→ 安く買い叩かれないようにする
- 「業務効率化」を活かせる仕事を選ぶ
→ AIを使っても評価が下がらない仕事
「時給制は絶対にダメ!」というわけではありませんが、
スキルを持っている人ほど不利になる可能性があることを、ぜひ知っておいてください。
6. まとめ
時給制業務委託を選んだことで、
私は 「頑張るほど損をする」という落とし穴にハマった ことを痛感しました。
しかし、この経験を通して 自分の働き方を見直すきっかけ にもなりました。
今後は 適正な報酬を得られる仕事 を選び、もっと自由に、もっと楽しく
働いていきたいと思います!

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